yoshiakist

テクノロジーと思想をめぐる小さな読書会

……というタイトルの読書会を主宰している。
主宰しているというとなんだか仰々しく聞こえるが、まだ今日で2回目、生まれたての小さな集まりだ。
[[今やはり、また、集まりたがっている]] でも書いたように、月1ぐらいなら知らない人と会って話すのも心身に良い。

前回は自己紹介タイムだけで前半の1時間を潰してしまうなど、かなり私のファシリテーションに課題があった。今回はその対策として、2つの秘密兵器を用意して臨んだ。

ひとつは砂時計アプリ。シンプルで使いやすいが、広告なしのプレミアム機能のため600円払った。
本物の砂時計があるといいのだが、それだと途中で時間をリセットしたいときに待たなくてはいけないが…… うん、次回は本物の砂時計を用意しておこう。敢えてテクノロジーに頼らない方が絵面として面白そうだ。

もうひとつは、メタモンのぬいぐるみ。あのポケットモンスターシリーズに登場する、メタモンだ。手のひらに乗るほどのサイズで、にっこりと笑っている。
何か話をする人はまず目の前にこれを置いて話し、その間に砂時計が進むようにするのだ。こうしておくと、他の人が横槍を入れた時に脱線しすぎて話を強奪される心配が軽減されるはずだ。
それと、メタモンを選んだのにはいくつか理由がある。まず、シンプルに可愛くて好きだから。そしてメタモンはいわゆるメタ的な生物で、いろんなポケモンに変身ができる。これがゆえに、「相手の立場になって考えてみる」「あえて相手の話に乗ってみる」といったメタ的思考を要求されるこの読書会にうってつけの存在なのではと考えたのだ。

さて、今日のトークテーマは、「AIが我々の社会に与える影響について思考する」だ。
話題が盛り上がるように、下記のような問いを作ってスライドにまとめた。

  • 『AI、使ってる?』
    • 仕事で?プライベートで?
    • どんな活用をしようとしている?
    • あなたの生産性や創造性は本当に向上した?
  • 『テクノロジーと学び』
    • 速く・安く・大量に学べるようになった先に、“知る喜び” は残るのか?
    • AIが教える未来の教育では、「先生」は何を担うべきだろう?
    • 情報格差による ”教育格差” を、テクノロジーは本当に解決できる?
    • 「問いを立てる力」ってどうやったら育つの?

……と、こんなことが書いてあるスライドを表示しながら、「問い」に対して考えたことを語り合う会だ。
自分とは違う角度の意見を聞いたりしながら、じんわりと盛り上がる会になることを願う。


追記:

大変、大変良い会になった。大成功と言っていいだろう。
上記のトークテーマにもしっかり触れられたし、一人約5分のトークタイムをうまく回すこともできた。メタモンのぬいぐるみについてはみんな頭に「?」が浮かんでいたようだったが、とにかく上手くいった。